
土壌水分見える化システム 【Soil Moisture Viewer System】
Norman mini soil(カンキツ用土壌水分計)を産地に複数台導入することにより、産地全体でデータを共有することができます。
Norman mini soil(カンキツ用土壌水分計)は、アグリショット社製のゲートウェイシステム、農研機構が開発した簡易土壌水分計、液面レベルセンサを組み合わせた製品になります。
Norman mini soil(カンキツ用土壌水分計)は、土壌の乾燥度合いを測定できるデバイスです。
カンキツ園地で導入した場合、乾燥ストレスを定量的に把握することができます。

簡易土壌水分計はポーラスカップ(多孔質のセラミック)、透明の目盛付き塩ビ管、異径ソケット、シリコン栓から構成される測器です。土壌の pF 値 が 2.8 に達すると(カンキツが乾燥ストレスを受ける少し手前の状態)、簡易土壌水分計の水位が低下し始めます。
pF値とは、植物の根が土壌にある水分を吸い上げる吸引力に抵抗して土が水分を保持しようとする値(水分張力)のことです。
- pF値が0~1.5の値で十分に水分を含んでいる状態(過湿)
- pF値が1.5~2.5の値で適当な水分量
- pF値が2.5~が土壌が乾燥している状態(過乾)
水位の低下に応じて液面レベルセンサの電圧データをアグリショット社製のゲートウェイシステムを通じてクラウド上へアップロードします。

オリジナルWebアプリケーション【Pomona soil】を使用することで、スマホやパソコンから園地の土壌水分量を確認することができます。
簡易土壌水分計の通信にはSigfox通信(LPWA)を利用しており、圏外となるエリアではデータを得ることができません。あらかじめsigfox通信エリアをご確認ください。
【IoTネットワーク Sigfox 通信エリア:https://www.kccs.co.jp/sigfox/area/】

自治体主導で産地全体に導入
個人でNorman mini soil(カンキツ用土壌水分計)を設置し、自園地内でデータを活用することも可能ですが、自治体様や代理店様が主導し、産地全体でNorman mini soilを複数台導入することにより、定量的に産地全体を高品質な栽培を実現を目指すことができます。
すべての園地に設置する必要はなく、産地で指標となる園地でNorman mini soilを設置し、
そのデータを地域の農家様へ提供することで産地全体の高品質な栽培を実現を目指すことができます。

【オリジナルアプリケーション】Pomona soil – wholeでできること
オリジナルアプリケーションのPomona soil - whole を使用することで、スマートフォンやパソコンから園地情報を手軽に確認することができます。
Pomona soil – whole を閲覧してできること
- 地域全体の前日の乾燥状況や、推定糖度を把握することができます。
- 指標となる園地の乾燥度合いを確認することができます。
- 梅雨明け以降の地域全体の乾燥度合いを把握することができます。



導入イメージ
初期費用
商品名 | 価格 |
---|---|
Norman mini soil(カンキツ用土壌水分計)(1台) | 104,300円(小売価格) |
ソーラー電源システム (1台) | 30,000円(小売価格) |
ランニングコスト
商品名 | 価格 |
---|---|
Webアプリケーション利用料(1アカウント/1年間) | 30,000円(小売価格) |
※代理店価格につきましては、お問い合わせください。
エリアにNorman mini soilを10台導入し、100ユーザーに使用いただいた場合
費用
デバイス(130,000円)×10台=約150万円
Webアプリケーション利用料:代理店価格で提供
収入
100アカウント×30,000円=3,000,000円
収益化パターンの例
土壌水分見える化システムを導入した事業者様や代理店様は、以下のような収益化のパターンがあると考えています。
- アカウント発行数に応じて、収益を上げることが出来る
- 資材販売業において他社と差別化を図ることが出来る
- 産地全体の品質管理により、収量増加や品質向上が出来る
収益化パターン①アカウント発行数に応じて、収益を上げることができる

収益化パターン②資材販売業において他社と差別化を図ることができる

収益化パターン③産地全体の品質管理により、収量増加や品質向上ができる

実証事例【和歌山県】

アグリショット株式会社では令和4年度先駆的産業技術研究開発支援事業として、和歌山県の有田地域を中心に約50台のNorman mini soilを設置しています。
Pomona soil – wakayamaを2023年3月31日まで無料公開中

https://cloud.agrishot.com/soil-moisture/map.php
どなたでも確認することができますので、ぜひ御覧ください。

土壌水分見える化システムを導入した地域のユーザー様の声

経験や勘に頼って栽培していた部分を定量的に栽培できる指標ができました。
有田市:A様

毎朝起きてすぐに昨日の水位低下量と気象予報アプリを確認し、灌水の計画を立てられるようになりました。
有田市:B様
よくある質問
Q.減価償却期間はどのくらいでしょうか?
A.Norman mini soil 3年間を想定しております。
Q.ユーザー様のアカウント使用料は無償でユーザー様へ提供することは可能でしょうか?
A.事業者様のサービスの一環として、無償で閲覧用アカウントをユーザー様へ提供いただくことも可能です。